
渋谷ほどめまぐるしく変化するまちはない。
消費行動の成熟と携帯電話やインターネットの急速な普及とともに、センター街のガングロギャルも、新しいビジネスの志に燃えてはじまったBIT VALLEYも、洋書を含めあらゆる本をとり揃えていた大型書店も、いつの間にか姿を消している。
また、渋谷は子供の街、大人がいない街という声も多数聞かれるが、実は、最近大人向きの店がぽつぽつと姿をあらわしている。住宅街にはひっそりとレストランやバーが、周辺の通り沿いにはライフスタイルを提案するセレクトショップが次々と開き、ランブリング通りにはちょっとした映画マニアが集まる。
その変化が激しいごった煮商業地域を、昔ながらの高級住宅地が取り囲む。ここだけは、まるで時計の針が止まったかのように静かで何も変わらない。
そして、近い将来、副都心線が東横線とつながり、横浜~渋谷~新宿~埼玉が一筆書きになる。埼玉の人が渋谷におしよせるかもしれないし、反対に、東横沿線の人が渋谷を横目に新宿の伊勢丹に流れるかもしれない。駅周辺が再開発されて大型の商業施設とミュージカル劇場が新しく登場し、渋谷は日本のブロードウェイになるのかそれとも空洞化が進むのか。いずれにしても、大きな地殻変動がおこることは疑いようもない。
過去も現在も未来も渋谷は変わり続ける。

渋谷の商業の歴史を年表にして見てみよう。









































