2017年

2017.02.27

都市プランニング研究室の学生らが「自由が丘地区」の将来像を提案

 

2017年2月20日(月)、都市生活学部・都市プランニング研究室(指導教員:末繁雄一講師)の学生(4グループ)らが、自由が丘会館において、「自由が丘の将来像のマスタープランニング」をテーマに、地域住民や企業・官公庁関係者、学生など約60名の参加者を前に、具体案を発表しました。

 

発表会は、自由が丘商店街振興組合・岡田理事長の「街づくりについては、分析をしっかり行い、そのデータに基づいた上で行わなければなりません。また、既成概念に捉われないで、より柔軟な発想を持って取り組むことも重要なことですので、本日の学生たちの発表に期待したいと思います」との挨拶で始まり、次いで末繁講師より「自由が丘という街は、フィールドワークを行うにあたっては最適な場所であり、いつも教科書にさせていただき、学生は勉強をしています。本日は、まちづくりを学ぶ3年生14名が、東急大井町線が地下化されたことを想定し、それに伴う自由が丘全体の将来像を構想した成果を発表させていただきます」と開会の挨拶があり、その後、学生4グループによる発表が行われました。

 

第1部の発表会では、フィールド調査を基に、「人工地盤による歩車分離とオープンスペース創出の提案」、「広場のまち 自由が丘?様々なタイプのオープンスペース整備による街区再編の提案?」、「美食の街?都市農園の整備等による新たな街ブランドの構築提案?」、「GREEN.G.RING?環状の低層複合施設開発による回遊性向上と歩車分離の提案?」をテーマに、自由が丘地区がより魅力的となる将来像を自由な発想で提案し、会場からは多くの質問があり、発表者との間で活発な議論が展開されました。

 

また、本発表会は、同じ課題に取り組む東大まちづくり大学院の学生たちとの合同で行われ、第2部では、同大学院の社会人学生(4グループ)らが、「2030年を目指した自由が丘の再構築」をテーマに発表し、斬新なアプローチで提案がなされました。

今後も、このような地域貢献活動に積極的に取り組んでいきたいと考えています。