東京都市大学が所属する東急グループは、交通・不動産・生活サービス・ホテルリゾートといった幅広い分野で、社会のインフラとなる事業を展開する企業グループです。東急グループでは環境・社会貢献への各種取り組みの活性化を目指し、国内外の東急グループ各社の優れた環境・社会貢献への取り組みを年に一度表彰しております。

都市生活学部のユニバーサルデザイン研究室では、2021年度から列車を走るスーパーに仕立て、買い物難民の生活者を救済する「買い物列車」の実証運行を伊豆急行株式会社と進めてきました。鉄道車輛を走るスーパーに仕立てる独創的アイディアは、買い物難民の救済とともに、コロナ禍で維持・運営が困難となりつつある地方都市での鉄道事業の新しいビジネスモデルとしても期待され、その点が高く評価されました。

しかも本企画は、都市生活学部の学部生(現在4年の小山田祥・二宮伊真里・松本和樹)に西山敏樹准教授を加えた4人が中心になり、企画・推進をしたものです。学部生の貢献が高く評価された賞であり、東急が生まれて100年の記念すべき年に都市生活学部の存在感を高める機会にもなりました。