2023年

2023.07.04

SFIDA世田谷FC vs -ニッパツ横浜FCシーガールズ戦における集客効果に関する調査

2023年7月2日(日)に、昨年女子なでしこリーグ優勝のSFIDA世田谷FCとニッパツ横浜FCシーガールズが駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で行われ、集客に関する調査を都市大ブースにて共同実施しました。都市生活学部都市生活学科では、女子なでしこリーグSFIDA世田谷FCとの地域連携事業として共同研究を行っています。

 

SFIDA世田谷FCとの共同研究は東京都市大学都市生活学部の4研究室(集客空間研究室(川口和研究室)、まちづくり経営研究室(永江研究室)、マーケティング研究室(北見研究室)、ユニバーサルデザイン研究室(西山研究室))の合同で行っています。今回の調査では、観客より173名の回答を得ました。

 

2023プレナスなでしこリーグ1部 第15節(駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京都))の観客数は3,239人と盛況でした。現地回答者数173件のデータを得て、集客状況について分析を行いました。

 

その結果、観客の居住地域としては、①世田谷区内28.3%、②東京都23区外2.3%、③神奈川県14.5%、④埼玉県6.9%、⑤千葉県5.2%。観戦費用としては、①0円~500円以下が29.5%、②500円~1000円が19.1%、③1000円以上~2000円が30.1%などが分かりました。

 

また、交通手段として、①徒歩のみ4.6%、②鉄道+徒歩49.7%、③路線バス+徒歩8.7%、⑥自転車14.5%。関連情報の提供 (ホームページ、SNS)等については、5段階評価で①よくない0.6%、➁あまりよくない10.4%、③ふつう37%、④よい27.2%、⑤たいへんよい24.9%であること、などが分かりました。

 

今回、SFIDA世田谷FCのクラブチーム活動が、地域のまちづくりや地域の活性化に貢献に対する期待の質問を追加しました。この結果、「女性スポーツの発展への貢献」 「地域の夢」「希望」「元気の創出」、地域コミュニティの創出に対する期待が高いことなどがわかりました。


今後さらに公式戦における関連情報データ分析、せたがやpayとの連動、活動状況のSNSなどを通じたマーケティング、ユニバーサルデザインの視点からみた分析 、集客効果 などについてさらに共同研究を進めていきます。


また2023年10月19日には、2023年度「都市生活学フォーラム」が東京都市大学二子玉川夢キャンパスで「未来のまちづくりとスポーツ」とメインテーマを設定して,都市⼤と協働するスフィーダ世田谷FCをケーススタディとして,まちづくりとスポーツの連携のあり方を探り、実施予定です。